【ゆる雑学クイズ】一寸先は闇、一寸法師、一寸の虫にも五分の魂の「一寸」て何センチ?
皆さんこんにちは!
知らなくても生きていけるような、微妙な雑学をクイズでお届する、【ゆる雑学クイズ】のコーナーです。
今日の問題は、
一寸先は闇、一寸法師、一寸の虫にも五分の魂の「一寸」て何センチ?
二つのことわざの意味
日本には昔から「一寸先は闇」とか「一寸の虫にも五分の魂」ということわざがあります。
「一寸先は闇」は、少し先のことであっても、どうなるのかはまったく予測ができないことのたとえとして使われることわざ、
そして、「一寸の虫にも五分の魂」は、虫のように小さな相手でも決して侮ってはならないという、たとえとして使われます。
この二つのことわざに出てくる「一寸」は、それぞれ「少し先」や「小さな相手」など、「小さな単位」の比喩として使われていることがわかります。
一寸法師も小さい
さらに「一寸法師」はどうでしょう。
とても小さな青年が武士になるため、おわんを船にして旅する、皆さん良くご存知の伽話(おとぎばなし)ですね。
ここでも、おわんに乗れるほど小さい武士サイズとして「一寸」が使われています。
もうお分かりの方もいらっしゃるでしょう。
「一寸」とは日本に古くから伝わる大きさ(長さ)の単位なのです。
現在日本では、長さの単位としてメートル法が使われていますが、その昔は尺貫法(しゃっかんほう)という単位が使われていました。
そして、尺貫法の長さの最小単位が「寸」という単位なのです。
1尺は現在のメートル法で「30.303cm」、「寸」はそれの10分の1の単位ですので、1寸はおよそ「3.3cm」となります。
一寸法師の大きさは、おわんに十分の乗れるサイズなんですね。
冒頭の二つのことわざ「一寸先は闇」、「一寸の虫にも五分の魂」も、尺貫法の最小単位を「少し先」「小さな虫」という比喩として用いているという事が分かります。
因みに、尺貫法の「尺」は、木造建築の在来工法や資材の規格として現在も使われています。また、「尺取虫」や、日本の伝統的な木管楽器「尺八(一尺八寸(約54cm))」など、尺貫法に因んだ名称は数多く残されているのです。
というわけで、
一寸先は闇、一寸法師、一寸の虫にも五分の魂の「一寸」て何センチ?
の答えは、
3.3センチ
でした。
ところで、「一寸」の虫、3.3センチの虫って小さくないような気が・・・
※今回のゆる雑学で参考になったサイト
・メートル法、尺貫法を相互変換
・尺貫法
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最終更新日: 2019年8月15日
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