【ゆる雑学クイズ】勤労感謝の日?何それ?おいしいの?
皆さんこんにちは!
知らなくても生きていけるような、微妙な雑学をクイズでお届する、【ゆる雑学クイズ】のコーナーです。
今日、11月23日は、勤労感謝の日です。
勤労感謝の日って、イマイチ何をするかわからないと疑問に思ったことはありませんか?
海の日、山の日、敬老の日、体育の日など、他の祝日は割と目的が明確なのに対し、
「勤労感謝の日」・・・働くことに感謝するのかな??と漠然なイメージしかわきません。
というわけで、今日のゆる雑学クイズは、
勤労感謝の日?何それ?おいしいの?
勤労感謝の日の意味「勤労をたっとぶ」とは?
まずは、勤労感謝の日について内閣府の「祝日の日について」というページで調べてみました。
https://www8.cao.go.jp/chosei/shukujitsu/gaiyou.html
勤労感謝の日は、「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう」事を目的に、1948(昭和23)年「祝日法」で制定さた祝日なのだそうです。
勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう
ますますよくわからないですね。
3つに分けてみましょう。
①勤労をたっとび
②生産を祝い
③国民がたがいに感謝しあう
特によくわからないのは、1つ目、
「たっとび(ぶ)」っていったい何でしょう?
「勤労をたっとび」の「たっとび(ぶ)」とは、「大事なものとして重んずる。大事にする」という意味があります。
「たっとぶ」は漢字では「尊ぶ」と書きます。
「尊ぶ」は、「とうとぶ」と読まれる事の方が多いですが、
①あがめうやまう。尊敬する。
②大事なものとして重んずる。
という二つの意味があり、「たっとぶ」と読んだ時には、「②大事なものとして重んずる。」という意味合いが強くなります。
つまり一つ目は、
①働くこと、働けることを大事にしましょう
という意味になります。
諸外国からみれば、日本人は働きすぎというイメージを持たれていますが、日本には働かざる者食うべからずという言葉があることからもわかるように働くこと、働けることを大事にする精神をそもそも備え持っている人種という事ができます。
そして、「勤労感謝の日」という祝日にもその精神が色濃出ているように感じます。
また、働くこと、働けることを大事にするという考え方は、「勤労感謝の日」のルーツを知ればもっと深く理解できます。
勤労感謝の日は新嘗祭(にいなめさい)がルーツ!
農業国家である日本は、古くから神々に五穀の収穫を祝う風習がありました。
そして、その年の収穫物は国家としても1年を養う大切な蓄えとなることから、飛鳥時代の皇極天皇(こうぎょくてんのう)の時代から、11月23日には天皇が五穀の新穀を天神地祇に勧め、また、自らもこれを食して、その年の収穫に感謝する「新嘗祭」という行事が宮中でとり行われていたのです。
ところが、戦後のGHQ統治下(第二次世界大戦における日本の敗戦からサンフランシスコ講和条約締結までの間、連合国軍最高司令官総司令部の占領下に置かれた期間)において日本の弱体化を狙い、天皇と国民の繋がりを少しでも排除しようと、天皇行事が国民から切り離され現在の「勤労感謝の日」になったのです。
つまり元々は、新嘗祭・収穫祭だったというわけですね。
農業国家の日本において、「働く事(勤労)」=「生きる事(収穫)」働かざる者食うべからずの精神は至極当然の事なのです。
というわけで、ゆる雑学クイズ
勤労感謝の日?何それ?おいしいの?
の答えをまとめると、
①働く事、働けることに感謝し
②その1年の収穫(生産)を祝い
③来る1年、食べられることに互いに感謝しあいましょう。
というわけなのです。
11月23日には、「働く事」「食べていける事」また「働いている全ての人」に感謝を表しましょう!
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最終更新日: 2019年7月10日
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